帯広信用金庫は北海道帯広市に本店を置き、道内の信用金庫では預金残高が2番目の規模を誇っている信用金庫です。
帯広市のほか浦幌市、上士幌町、鹿追町、新得町、大樹町、陸別町において指定金融機関となっておりおもな営業エリアとして金融活動を展開しています。店舗数は33店(2018年5月現在)。
ビジネスローンはなく、個別の融資がメイン
帯広信用金庫では一般的な事業向けのビジネスローンは用意されていません。その代わり法人・個人事業主を対象とした経営の支援を充実させているのが大きな特徴となっています。
ライスステージや経営状況に合わせたうえで総合的なサポートを行っており、その一環として運転資金借入をはじめとした資金調達の選択肢を提供しています。
たとえば「創業支援」では事業の設計支援の段階から財務管理や組織設計、マーケティングといった創業に欠かせない要素を専門的な知識のもとでサポートしてくれます。
そのうえでもっとも適した資金繰りの方法を見いだすためのアドバイスや情報提供を行っています。一般的な融資に加えてクラウドファンディング、創業に関する補助金なども視野に入れた活用を検討していくことができます。
また「事業継承支援」では後継者に事業をスムーズに譲り渡すためのサポートが行われています。株の購入など資金調達にかかわるサポートも行われているので事業承継を検討している事業者が利用すると役立つはずです。
このように支援の一環として資金のサポートを行うことで一般的なビジネスローンよりも負担が少ない形での融資を受けることもできますし、より大口の資金調達ができる機会も得られるはすです。
詳しい点は直接窓口に相談に訪れてみたうえで資金面だけでなく、経営をめぐるさまざまな悩みや問題点の解決方法のアドバイスを求めてみましょう。
事業向けサービス
こうした支援では資金調達のほか経営の安定・発展に役立つサービスも行われています。
経営の発展の方面では販路開拓・拡大のための個別商談会・展示商談会などの主催・協力を積極的に行っており、事業者同士が交流する機会を設ける機会が得られます。
また優れた経営者・経営組織の育成をサポートする「おびしん地域経営塾」「OB・OG組織「志信会」、経営に関するさまざまな悩みを相談できる「アドバイザー相談会」なども利用すると便利です。
このアドバイザー相談会は著名バイヤーが参加して各種相談に乗ってくれる上に無料で利用できるので経営上の悩みを抱えている方は検討してみるとよいのではないでしょうか。
あとは業種が限定されますが、十勝の伝統的な地酒文化を推進するためにさまざなサポートを行っている「とかち酒文化再現プロジェクト」などもあります。
こちらはお酒関連の事業者を限定にしたサービスですが、該当する方はどのような取り組みが行われているのがチェックしてみてはいかがでしょうか。
このページの金利や限度額は記事執筆時(2018.05~06前後)の情報のため、
公式サイトにて最新の情報を必ずご確認ください。
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既に信金から借入のある方でも読んでおくと交渉に役立ちますよ。
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