旭川信用金庫は北海道旭川市に本店を置く信用金庫で、東北以北の信用金庫の中でも最大規模を誇っています。
店舗数は42店(2018年5月現在)。旭川市を中心に上川地方、さらに空知管内や石狩管内、日高管内にも進出しています。
旭川しんきん「地域応援ファンド」(しろくまファンド)
これは地域経済の活性化のために特定の業種・分野を対象に大口の融資を行っているファンドです。この商品名のなかでいくつかの種類に分けることができます。
医療事業者向けの「しろくまメディカル」、介護関連事業者向けの「しろくまケア」、環境・エネルギー・太陽光発電関連の事業者向け「しろくまエネルギー」、そしてこの3種類以外の幅広い事業者を対象とした「しろくまファンド」。
具体的にどういった分野の事業者が利用できるかはホームページや直接問い合わせるなどして確認しておきましょう。
限度額や利用期間などの基本的な部分は共通しており、限度額は5億円以内。かなりまとまった資金調達の手段として活用できる内容となっています。
用途は運転資金・設備資金。利用期間は用途によって異なっており、運転資金が5年以内、設備資金は15年以内。運転資金借入に利用する場合には期間が短めになるので注意したほうがよいかもしれません。
業種を問わず積極的に事業展開を行う際の資金繰りにピッタリの商品ではないでしょうか。担保は審査の結果決定、保証人は法人が代表者1名、個人事業主は原則不要です。
アグリサポートⅡ
こちらは農業事業者を対象にした商品で、日本政策金融公庫の信用補完つきとなっているのが大きな特徴です。
3年以上の業歴の認定農業者が利用できます。限度額は個人で1億5000万円、法人では5億円まで。こちらもかなりの大口となっています。
利用期間は7年以内で1年以下の据え置き期間の設定が可能です。担保・保証人は原則不要。
なお農業向けでは短期融資を前提とした「アグリサポートS」もあるのでそちらも確認したうえで判断したいところです。
ほかにも経営状態の改善に必要な資金をサポートする「旭川しんきんアシスト」、創業支援を目的とした「旭川しんきんフロンティア」などもあるので条件が合う方はチェックしておきましょう。
事業向けサービス
便利なサービスでは法人・個人事業主を対象とした「ビジネスインターネットバンキング」がまず挙げられます。
振替・残高照会などをインターネット上からいつでも確認できるので事務の効率化・合理化に役立つでしょう。
ほかには貸金庫・夜間金庫のサービス、こちらは一部の店舗に設置されているので事業所、自宅の最寄の店舗で利用できるかどうか、ホームページであらかじめ確認しておくことが重要です。
このページの金利や限度額は記事執筆時(2018.05~06前後)の情報のため、
公式サイトにて最新の情報を必ずご確認ください。
信用金庫から融資を受けたい人必見!↓
既に信金から借入のある方でも読んでおくと交渉に役立ちますよ。
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