城北信用金庫は2004年に日光信用金庫、王子信用金庫、太陽信用金庫、荒川信用金庫が王子信用金庫を存続金庫としたうえで合併し誕生した信用金庫です。存続金庫は王子信用金庫ですが、本店は荒川信用金庫の店舗を使用しています。こうした経緯から、荒川区だけでなく板橋区をはじめ幅広い範囲に営業を展開しており、店舗数も92店とかなりの規模となっています。
ビジネスローンはありませんが…
そんな城北信用金庫はあらかじめ利用条件や利用額が決められている一般的なビジネスローンは用意されていません。ただ、だからといって事業者が資金調達に利用できるサービスがないというわけではなく、いくつかの選択肢の中から選ぶことができます。
まず一般貸付では割引手形、証書貸付、手形貸付、当座貸越を取り扱っており、長期の運転資金借入や設備資金の調達に役立てることができるでしょう。ビジネスローンにこだわらず、まずこの一般貸付でうまく資金繰りができないか、窓口に相談してみるとよいのではないでしょうか。
また東京都や各市町村が提供している中小企業を対象とした制度融資、住宅金融支援機構、日本政策金融公庫の公的資金の代理貸付も取り扱っています。こうした制度は利用条件が限定される面がありますが、うまくマッチするものがあれば一般のビジネスローンよりも金利面などで有利な環境で利用できるので見逃せません。こちらもどんな選択肢があるのか、直接窓口に訪れて問い合わせてみるとよいでしょう。
創業・起業応援窓口
事業資金の融資というよりも事業向けサービスに分類されるものですが、これから創業を検討している方を対象に資金調達も含めた様々なサポートを行っている窓口です。専門知識を備えたスタッフが個別の対応することでオーダーメイドの資金調達ができるほか、創業・起業に必要な準備や計画などいろいろな面でサポートを受けることができます。しかも城北信用金庫では営業エリアとなっている荒川区、足立区、北区、練馬区が行っている「市区町村による創業支援事業」に参加しており、その連携のもとで先ほど触れた制度融資をはじめとした資金面も含めた幅広いサポートを行っています。
事業向けサービス
そのほかでは事務の合理化・効率化に役立つ法人向けインターネットバンキングを提供しています。ネット環境とパソコンを利用することで自宅・オフィスにいながらにして振込・振替、残高照会などが利用可能です。また電子記録債権サービス「でんさいネット」、外国為替の取引ができる「城北外為Webサービス」なども見逃せないでしょう。
ほかには各種税金・公共料金の自動振込サービス、「しんきん自動集金サービス」などもビジネスに役立てると便利なサービスとして挙げられます。
このページの金利や限度額は記事執筆時(2018.05~06前後)の情報のため、
公式サイトにて最新の情報を必ずご確認ください。
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既に信金から借入のある方でも読んでおくと交渉に役立ちますよ。
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