津信用金庫は1923年創業、三重県津市に本店を置く信用金庫です。
創業から90年以上、これまで他の信用金庫と合併することもなく堅実な経営を続けてきています。営業エリアは津市内に限定されており、店舗数は6店です。
ビジネスローンはないけれど…
小規模な金融機関ということもあって、津信用金庫ではビジネスローンは用意されておらず、事業者の資金調達の選択肢としては少々心もとない面もあります。
ただまったく利用できないわけではなく、三重県が用意している中小企業を対象とした融資制度を利用することができます。
「小規模事業者短期小口資金」では利用額が500万円以内、運転資金借入として利用できるほか、他の信用金庫からの借入の借換・1本化の資金としても利用可能です。
短期小口資金と名づけられている通り、利用期間が6ヵ月内とかなり短くなっていますが、急場の資金調達が必要になったときに利用すると便利でしょう。
なお、金利は1.75パーセントに設定されていますが、条件を満たすことで最大0.5パーセントの優遇を受けることも可能です。この点に関しては事前に問い合わせておくとよいでしょう。
それから資金調達そのものではありませんが、三重県の融資制度を利用した際に信用保証料を補給する制度もあります。
中小企業、とくに零細企業にとっては資金調達を受けるときの保証料が無視できない負担になることも多いでしょう。
そんな時にこの制度を利用することで、資金調達の負担を軽減することができます。金利の軽減以上に大きなメリットになることもありますから、こちらも詳細を問い合わせてみてはいかがでしょうか。
その他のサービス
このように資金繰りの手段としては選択肢がかなり限られてしまう面がある当信用金庫ですが、他のサービスと併せて利用することでビジネスにより有効に利用していくこともできるでしょう。
まず法人向けのインターネットバンキングは、ネットとパソコン回線を活用することで自宅・オフィスにいながら振込・振替といった資金移動ができるほか、取引履歴や残高照会などもできるので資金の流れ、支出と収入のバランスをチェックする際にも重宝するはずです。
また各種公共料金や税金の支払いを指定の預金口座から自動的に支払われる「自動支払いサービス」、従業員の給与を指定の口座に自動的に振り込まれる「自動受け取りサービス」なども利用すると便利なサービスです。
あとは預金口座。事業拡張資金を目的として毎月お金を積み立てていく「定期積金」が用意されているほか、各種定期預金、ビジネスの取引に便利な当座預金などもひと通り取り揃えられています。
当信用金庫では「金利に勝るサービスはない」をモットーにしており、こうした預金関連のサービスをビジネス用途に利用することでメリットを得ることもできるでしょう。
このページの金利や限度額は記事執筆時(2018.05~06前後)の情報のため、
公式サイトにて最新の情報を必ずご確認ください。
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既に信金から借入のある方でも読んでおくと交渉に役立ちますよ。
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