京都北都信用金庫は1990年代以降、複雑な経緯で現在の経営状態になった信用金庫です。
まず1996年に母体となった北京都信用金庫が丹後織物信用組合、丹後中央信用金庫、網野信用金庫を吸収合併することで現在の名称に変更、さらに1998年には京都共栄銀行の宮津支店を譲り受け、2002年には東舞鶴信用金庫、舞鶴信用金庫、福知山信用金庫、綾部信用金庫を吸収合併しています。
このようにめまぐるしい再編が行われるなかで事業内容やサービスも変化してきました。店舗数は39店。ビジネスローンも充実しており、事業者のパートナーとして魅力を備えた金融機関でもあります。
事業者カードローン
使い勝手の良さならまずこのローン。3年以上の業歴か当信用金庫との1年以上の与信取引がある法人・個人事業主が利用できます。
用途は広く事業資金です。利用額は2000万円以内で「経常運転資金の範囲内で当信用金庫が認める金額」と定められています。
カードローンタイプなので利用額の範囲内なら繰り返しの借入が可能、運転資金借入はもちろん、継続的な資金繰りの手段としても適しています。
利用期間は2年。満了後に改めて手続きをすることで更新・継続も可能で、最長6年まで利用できます。
京都信用保証協会の保証つきで担保・保証人は審査の結果個別に判断されます。
なお、おなじくカードローンタイプで利用期間が3年、保証人は法人が代表者、個人事業主は原則不要で利用できる「ほくとビジネスカードローン」という商品もありますから、カードローンタイプを利用したい場合にはよく比較検討したうえで判断するとよいでしょう。
ほくとビジネスクイックローン
法人・個人事業主いずれにも利用できるうえに迅速な融資を受けられるのがこの「ビジネスクイックローン」です。
創業資金を除く事業性資金に広く利用でき、限度額は3000万円以内。かなり大口なのでまとまった資金調達の選択肢としても適しているでしょう。
利用期間は原則5年以内ですが、法人の利用では最長7年まで延長することも可能です。担保は不要、保証人は法人の場合代表者が求められます。
そのほかにも創業資金をサポートする「ほくと創業・経営革新支援ローン ドリーム」、農水産物などの地域資源を有効活用するビジネスをサポートする「ほくと"食"の応援団」、300万円以内なら所得証明不要で無担保・保証人不要で利用できる「しあわせスピード」などもあります。
事業向けサービス
資金繰り関連以外ではビジネスサポートが魅力です。
融資も含めた創業支援、事業向けの補助金・助成金申請のサポート、販路拡大や新規取引先の獲得の機会を提供するビジネスマッチング、広く経営に関する悩みの解決を目指す経営改善支援など幅広い範囲にわたってサポートを受けることができます。
資金調達の選択肢としてだけでなく、こうしたサービスも利用してみるとよいでしょう。
このページの金利や限度額は記事執筆時(2018.05~06前後)の情報のため、
公式サイトにて最新の情報を必ずご確認ください。
信用金庫から融資を受けたい人必見!↓
既に信金から借入のある方でも読んでおくと交渉に役立ちますよ。
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