遠軽(えんがる)信用金庫は北海道紋別郡遠軽町に本店を置き、遠軽地方をメインの営業エリアとして金融活動を行っている信用金庫です。
ほか紋別市、旭川市、北見市、札幌市などにも進出しています。とくに近年では札幌市への積極的な進出が目立っています。店舗数は23店(2018年5月現在)。
メディカルローン
遠軽信用金庫では事業向けのローンは2種類用意されており、いずれも対象の用途と業種が限定されているのであらかじめ詳細を確認したうえで利用に適しているかどうかを見ておきましょう。
まずメディカルローン。クリニックをはじめとした医療機関の開業・運営に必要な資金を融資するための商品です。
利用の際には社会保険・国民健康保険の報酬の振込先を当信用金庫の口座にしていること、新規開業の場合は事業計画書を提出できることなどの条件をクリアしている必要があります。
利用限度額が5億円以内。医療の分野は創業・経営ともに資金がかかるとはいえかなり大口の内容といえるでしょう。
用途は病院・クリニックの開業資金(運転資金・設備資金)、病院・クリニックの経営に必要な設備資金。ですから運転資金借入として利用する場合には原則として創業目的に限定されることになります。ただし他の金融機関からの借入れの借り換えにも利用可能です。
利用期間は最長で20年以内。ただ用途によって以下の設定が設けられています。
・設備投資の対象が機械等の場合はその機械の法廷耐用年数の範囲内となる
・運転資金のみで利用する場合には10年以内
・借り換えに利用する場合には借入残存期間以内
そしてこの商品の大きなポイントとなるのが金利です。5年または10年間の間固定金利で借り入れることができる「固定金利期間特約型」が採用されています。5年、10年のうちいずれか好きなほうを選ぶことができますし、期間終了後に改めて固定金利の設定をしなおすこともできます。
計画的に返済していきたいという方に適しているでしょう。担保は原則として不動産。保証人は法人の場合が代表者、個人は法定相続人または後継者。
福祉ローン
こちらはグループホームや有料老人ホームといった介護・福祉関連の施設を開業・経営する際の資金調達に役立つ商品です。
基本的には「メディカルローン」と利用額・利用期間・担保・保証人などの基本的な内容は共通しています。そしてこちらも「固定金利期間特約型」で利用可能です。
事業向けサービス
資金繰り目的以外の事業向けサービスでは各種税金・公共料金の支払いをパソコンや携帯電話から行える「マルチペイメントサービス」、パソコンを利用して指定の預金口座から他の口座へ振替・振込ができる「ファームバンキング」など事務の効率化・合理化に役立つサービスが挙げられます。
このページの金利や限度額は記事執筆時(2018.05~06前後)の情報のため、
公式サイトにて最新の情報を必ずご確認ください。
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既に信金から借入のある方でも読んでおくと交渉に役立ちますよ。
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