東栄信用金庫は東京都葛飾区に本店を置く信用金庫で1938年に創業、2018年で創業80周年を迎えた老舗の金融機関でもあります。葛飾区を中心に足立区、江戸川なども営業エリアとしています。このエリアで競合関係にある足立成和信用金庫、亀有信用金庫、小松川信用金庫と「シグマバンク」の名称で提携を結んでいます。店舗数は11店です。
事業者カードローン
この東栄信用金庫では事業者を対象としたビジネスローンはあまり積極的に行っておらず、資金繰りや運転資金借入に役立つものとしてはこのサービスが唯一のものです。ただ利便性が高く、幅広い目的・業種での利用に適しています。
最大の魅力はなんといってもカードローンタイプであること。利用額の範囲内なら何度でも繰り返し借入ができます。資金繰りが厳しい場合、頻繁に運転資金が必要になるケースも出てきますが、そのたびに運転資金借入を申し込む必要も手間もなく、必要なときに借りて、資金状態に余裕が出たら返済していく、という融通をきかせた利用ができるのです。
しかも利用額は最大2000万円と、カードローンタイプの中ではかなり大口の設定となっています。広く事業性資金に利用できるので、運転資金だけでなく設備資金の調達手段としても利用可能です。利用期間は1年または2年。信用保証協会の保証つきで担保・保証人に関しては直接問い合わせが必要です。
企業支援融資
もうひとつ、ビジネスローンに分類できるのがこの商品です。経営状態が厳しく、その改善に努力している企業を対象にした商品なのでかなり範囲が限定されますが、厳しい状況だからこそ資金調達の手段として重宝するでしょう。利用できる基準・条件に関してはあらかじめ直接問い合わせて確認しておきましょう。利用額に関しては、当信用金庫の基準に基づいて審査の結果判断されます。用途は運転資金・設備資金で利用期間は前者が3年以内、後者が5年以内。担保・保証人も問い合わせが必要です。特殊なケースの商品ですが、経営の建て直しに努力している事業者は検討してみる価値は十分にあるはずです。
ビジネスローンの選択肢は限られていますが、手形割引をはじめとした一般融資は取り扱われていますし、東京都をはじめとした市町村の制度融資もあるので、そちらも視野に入れておくとより幅広い選択肢から選んでいくことができるでしょう。
その他のサービス
資金調達関連では信金中央金庫、日本政策金融公庫、住宅金融支援機構などの代理貸付を取り扱っています。その他のサービスでは法人向けのインターネットバンキングをはじめ「テレホンバンキング」「アンサーサービス」といった事務の効率化・合理化に役立つサービスが挙げられます。各種税金・公共料金の支払いに便利な「自動支払いサービス」もビジネス向けに活用できるでしょう。
このページの金利や限度額は記事執筆時(2018.05~06前後)の情報のため、
公式サイトにて最新の情報を必ずご確認ください。
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既に信金から借入のある方でも読んでおくと交渉に役立ちますよ。
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