奈良信用金庫は奈良県大和郡山市に本店を置く信用金庫で、1975年に郡山信用金庫と奈良信用金庫が合併することによって誕生しました。
店舗数は12店舗。奈良県内で堅実な金融活動を行っており、事業者を対象としたサービスも「地域密着型金融推進計画」にもとづいたさまざまな内容を取り揃えています。
ならしんベンチャーファンド
今後の成長性や将来性が見込める分野への進出を検討している事業者の、資金調達をサポートするための商品です。
医療・福祉分野、情報通信関連分野、新製造関係分野、新エネルギー・省エネルギー関連分野など該当する分野の事業にかかわる事業者が利用できます。
この分野の詳細に関してはホームページで確認しておきましょう。
用途は「新産業の創出、地域活性化につながる」ための事業資金。こちらも詳細を確認したうえで該当するかどうかを判断する必要があります。
ポイントなのは用途によって4段階の「ベンチャーランク」に分類される点で、シード、アーリー、ミドル、レイターのいずれに分類されるかによって利用額の上限が異なってきます。
その利用額は対象となる事業費の40~50パーセントの範囲内でシードが3000万円、アーリーが1億円、ミドルが2億円、レイターが3億円まで。いずれもかなりの大口の内容です。
利用期間は審査の結果個別に決定、事業の収益性や新製品・技術開発のスケジュールなども考慮されたうえで判断されます。担保は原則不要、保証人は法人が代表者1名以上、個人は原則不要です。
ビジネス支援金太郎
より広く事業者を対象としているのがこの商品です。中小・零細企業を主な対象としており、業歴3年以内で当信用金庫の会員または会員資格を有している法人・個人事業主なら無担保で利用できます。
利用額は1000万円以内。日常の運転資金借入に利用できるのはもちろん、設備資金や他の金融機関からの借入の切り替え資金としても利用できます。
利用期間は運転資金が5年以内、設備資金では10年以内。保証人は法人が代表者1名、個人事業主は不要です。
事業向けサービス
融資も含め「地域密着型金融推進計画」を積極的に行っています。
ライフサイクルでの取引先企業の支援強化、持続可能な地域経済へ貢献などが行われており、資金繰りの解決だけにとどまらないサポートを受けることも可能です。
経営の発展・安定化のほか、人材育成、職場風土の醸成などのサポートを受けることもできるので、課題を抱えている事業者は相談に訪れてみるとよいかもしれません。
そのほかでは「ならしん経営者倶楽部」。奈良信用金庫と地域の経営者によって運営されている会で、各種講演や勉強会、研修会の実施、ビジネスマッチングの機会の創出、創業支援活動などを実施しています。
こちらの参加も検討してみてはいかがでしょうか。
このページの金利や限度額は記事執筆時(2018.05~06前後)の情報のため、
公式サイトにて最新の情報を必ずご確認ください。
信用金庫から融資を受けたい人必見!↓
既に信金から借入のある方でも読んでおくと交渉に役立ちますよ。
記事番号 | 187 |
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