会社経営の中で緊急でお金が必要になった場合には、銀行融資だけの選択しでは間に合わない場合もあります。
融資までのスピードが速いといえばノンバンクですが、今回はノンバンクの中でも緊急の資金繰りには特に強い味方であるビジネスパートナーを急ぎの資金繰りに活用する方法について解説します。
緊急の資金繰り・つなぎ資金融資にはビジネスパートナーが強い味方
緊急の資金繰りの場合には銀行よりもノンバンクがおすすめですが、ノンバンクの中でもビジネスパートナーは特に緊急の資金繰りに適したローンであるといえます。
ビジネスパートナーは事業性融資を始めたのは2012年と後発組ですが、リースの審査では長い実績のある会社です。
ビジネスパートナーのビジネスローンはどのような商品性なのでしょうか?
ビジネスパートナーの申込みから融資までの手順
ビジネスパートナーの申込手順は以下のようになります。
①FAXかインターネットから申込
②仮審査結果が担当者から電話連絡
③必要書類をビジネスパートナーに送付
④融資・契約
ビジネスパートナーの申込みに必要な書類は以下の通りです。
法人の場合
・代表者の本人確認書類
・商業登記簿謄本
・印鑑証明書(法人・個人のもの)
・決算書(原則直近2期分)
個人事業主
・本人確認書類
・印鑑証明書(個人のもの)
・確定申告書(原則直近2年分)
銀行に比べて必要書類が少ないのが特徴です。
ビジネスパートナーの審査項目
ビジネスパートナーには1秒診断というものがついています。
業歴、代表者の年齢、事業形態の3項目を入力するだけで、融資可能かどうかの目役を判定してくれます。
実際の申込みに必要な項目も上記3項目に加えて年収や代表者や会社の詳細な情報だけです。
銀行融資が今後の見通しなども詳細に審査することに比べるとビジネスパートナーは審査の項目が少ないため、審査には時間もかかりませんし、銀行で断られても融資の可能性があるといえます。
ビジネスパートナーは銀行融資が出なくなっても融資が出る可能性も
ビジネスパートナーの最高金利は18%で、100万円以上の融資は15%となっています。
銀行融資と比べてビジネスパートナーの審査がシンプルな理由として審査の際には、リスクを判定しているためであると言われています。
融資業務やリース業務によって培ったノウハウによって、ビジネスパートナーのようなノンバンクは、この会社であれば何%の確率で倒産するというノウハウをもっています。
このリスクがビジネスパートナーが許容できる範囲内であれば融資を受けることができます。
ましてや、金利設定が高金利であるため、ビジネスパートナーは多くのリスクをとることができます。
銀行の審査基準はここで融資しても将来性がないと判断されれば融資が出ませんが、ビジネスパートナーはあくまでも確率論で審査を行っているため、銀行が融資不可能と判断しても、多くのリスクを取れるビジネスパートナーでは融資が出る可能性が残されています。
実際に、銀行から融資を断られた企業が最後の手段としてビジネスパートナーなどのノンバンクを利用するという事例は決して珍しくありません。
ビジネスパートナーが緊急のつなぎ資金融資に最適な3つの理由
審査と必要書類がシンプルで審査に比較的通過しやすいビジネスパートナーですが、ビジネスパートナーが緊急の資金繰りに適している特徴としては以下の3点を挙げることができます。
最短即日回答2営業日融資
ビジネスパートナーの審査は最短で即日回答です。申込んだその日に電話での回答があります。
緊急でお金が必要な時にはお金を借りることができるかどうかをとにかく急いで知りたいものです。
特に会社経営であれば、融資が無理なら無理で、他から調達する方法を考える時間が重要になるためです。この点ビジネスパートナーの審査が最短即日回答というのは会社経営者にとってはとても役に立つといえるでしょう。
また、本審査通過後の翌日には最短で融資を行ってくれますので、最短で申込んでから2日で融資を受けることができます。
月末前に取引先から入金が遅れてしまう旨の連絡を受けても月末の支払いに間に合う可能性があります。
カードローンなので繰り返し利用できる
一度緊急の資金繰りのピンチを回避してしまえば、その後はずっと会社経営は安泰かといえばそんなことはありません。一度入金が遅れた会社はまた入金が遅れる可能性をもっています。
そのような時にまた月末前になって資金繰りに奔走するのは大変です。このような場合もビジネスパートナーは繰り返し緊急の資金繰りの役に立ちます。
ビジネスパートナーのビジネスローンは限度を500万円としたカードローン方式です。
このため、つなぎ資金として最初に利用して、売上の入金があった際に全額返済してしまえば空いた枠はその後も繰り返し審査なしで利用することができます。
ビジネスパートナーの金利は100万円未満18%、100万円以上15%と高いですが、例えば100万円を15%で10日借りた場合の利息負担は100万円×15%÷365日×10日=4,110円程度です。
たったの4,000円程度で会社の緊急の資金繰りをケアできるのであれば考え方によっては安い買い物であると言えるのではないでしょうか?
つなぎ資金と運転資金とは
会社経営の中で緊急でお金が必要になる事象は数多く発生します。代表的な緊急の資金であるつなぎ資金と運転資金とはどのようなものなのでしょうか?
つなぎ資金は次の入金が確定している資金
つなぎ資金とは、売上が確定しているが入金になっていないため、その間の資金不足を補うためまさに「つなぐ」ための資金です。一般的にはつなぎ資金は売上金の入金があるまでの短期間だけ必要になる場合がほとんどです。
運転資金は売上までのギャップを埋めるもの
運転資金とはまさに会社を運転していくための資金です。飲食店やサービス業などの現金商売以外、通常は商売上の売上金の入金は会社経営の中では最後になります。
最初に商品を仕入れ、在庫として保管し、販売するというサイクルになります。販売代金が入金になるまでの間には商品の仕入れの資金、人件費、家賃、光熱費など商品やサービスが販売できるまでに発生する経費を先に支払わなければなりません。この仕入れから販売にかかる時間的なギャップを埋めるための資金を運転資金といいます。
最初の売上金の入金以降は会社が順調に回っていると仮定すれば、最初の売上金の入金があるまでのランニングコストさえ手元にもっていればその後は得にお金の必要性はないはずです。
しかし、会社経営の過程には突発的な景気の悪化や、急激な仕入れコストの上昇や、海外でのデモなどによって、売上の一過性の減少や、仕入れコストの高騰によって、手元にもっている資金だけでは会社の運転が成り立たないというような場合もあります。
このような事情によって翌月以降の運転資金のめどが立たないというような場合には緊急で運転資金が必要になるケースがあります。
急な資金繰りには銀行融資は不向き
銀行から緊急でお金を借りようと思った場合には、カードローンなどの当座貸越枠をもっているか、手形の極度枠(限度額の範囲内でほぼ審査なしで手形貸付を受けることができる)をもっていない限りは、難しい側面があります。その理由としては以下の2点を挙げることができます。
銀行審査はプロセスが膨大で時間がかかる
銀行から新規で融資を受けようと思った場合には、まず企業の業況そのものなどについて審査を受けなければなりません。
特に、急な景気の悪化などにより、経営環境が悪い方向に突然変わった場合には、銀行は悪化事象と判断します。悪化事象と判断された場合には、既存の取引先銀行であったとしても企業の内容そのものについて審査を行います。場合によっては審査の結果、会社の格付けが下落し、銀行は当該企業について追加の融資を行わない方針へと取組方針を変化させる可能性もあります。
また、融資案件の審査そのものにも時間がかかります。信用保証協会の保証を付ける場合には信用保証協会の審査に3日~1週間程度、銀行審査に1週間程度、地方自治体の制度資金を利用する場合にも3日~1週間程度の時間がかかります。
最初の企業審査と合わせて2週間~1か月程度の時間がかかってしまうのです。
審査そのものが厳しい
銀行融資は審査も甘くはありません。
特に景気の悪化により運転資金が不足した場合には、本当に景気が改善する見込みがあるのか、景気が回復しない場合にはどのように利益を確保できるのかなどの会社の将来性についての見込みがないと融資を受けられない場合もあります。詳細な審査や経営者とのヒアリングなどによって、それらの判断を行うためどうしても時間もかかりますし、審査の目線も厳しくなります。
銀行は景気の悪化などによって緊急事態が発生した際には、返済期間の延長などの条件変更には比較的柔軟に応じてくれますが、資金そのものを緊急で融資するということはそれほど得意としていません。
このような時にはスピード融資に定評があるノンバンクの活用も検討しましょう。