気仙沼信用金庫は1926年創業、宮城県気仙沼市に本店を置く信用金庫です。2000年代に入ってから宮城県内の信用金庫の間で進んでいた再編の動きにかかわり、支店の譲渡が何度か繰り返されたほか、2011年の東日本大震災では多大な被害を受けるなど変化や危機を迎えてきましたが現在でも地域経済の貢献を目指す金融活動を続けています。店舗数は12店(2018年5月現在)。
宮城県信用保証協会提携<ふるさとサポートⅠ・Ⅱ>
これは名称の通り宮城県信用保証協会と提携したうえで用意されている商品でⅠ・Ⅱの2種類があります。利用額は「Ⅰ」では3000万円以内、「Ⅱ」では800万円以内。利用額にかなりの開きがあるので金利などの条件も見た上で適しているほうを判断する必要がありそうです。用途は事業用の運転資金。もっぱら運転資金借入の選択肢として利用できる商品です。なお他の金融機関の借入の借換・1本化には利用できないので注意しましょう。
利用期間は「Ⅰ」が7年以内、「Ⅱ」が5年以内。どちらも担保は不要、保証人は原則1名が必要です。スピーディーな審査も魅力になっているので資金繰りに困ったときの選択肢として頭に入れておくとよいかもしれません。
創業・新事業支援融資「パワーアップ21」
こちらはこれから創業する、あるいは創業間もない方、または創業してから5年以内の法人・個人事業主を対象とした商品です。加えて当信用金庫の会員となる資格を有していることも条件となっています。
用途は創業・新事業に必要な運転資金・設備資金。利用額は500万円まで。大きな特徴は以下の6つの条件を満たすことで金利面が優遇を受けることができる点です。
・雇用創出を伴う場合
・創業スクール修了証授与者
・開業する業種に6年以上勤務していた
・自己資金が10分の1以上
・商店街の空家・空き店舗活用
・U・I・Jターンによる創業
ひとつの項目につき0.5パーセントの優遇が適用され、項目を満たすたびに加算されていきます。つまり6つの条件をすべて満たしていることで最大3.0パーセントの優遇を受けられる形となります。該当する方にとっては非常に大きなメリットになるでしょう。
利用期間は運転資金が7年以内、設備資金が10年以内。いずれも1年間の据え置き期間の設定が可能です。担保は原則不要、保証人は法人が代表者、個人では原則不要です。
その他のサービス
そのほかには事務の効率化・合理化に役立つインターネットバンキングサービス。自宅・事業所からパソコンを使って振込・振替などの手続きを簡単に行うことができます。あとは各種公共料金を自動に支払う「自動振替」などもビジネス用途に利用することでコストや効率のアップに役立てることができるサービスでしょう。
このページの金利や限度額は記事執筆時(2018.05~06前後)の情報のため、
公式サイトにて最新の情報を必ずご確認ください。
信用金庫から融資を受けたい人必見!↓
既に信金から借入のある方でも読んでおくと交渉に役立ちますよ。
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