大阪厚生信用金庫は1922年創業、大阪府大阪市に本店を置く信用金庫です。
地域密着型の金融をモットーとしており、これまで90年以上にわたって他の信用金庫と合併することもなく堅実な運営を続けています。
店舗数は23店。大阪市を中心に広く大阪府内を営業エリアとしており、とくに近年では積極的な支店の開設が目立っています。
事業再生ローン
当信用金庫の営業エリア内で事業を営んでいる法人・個人事業主を広く対象にしつつ経営改善、安定化のための資金調達を目的としているのがこの商品です。
事業再生資金を用途に最大5億円まで利用可能と非常に大口な内容になっているのが最大の特徴となっています。資金繰りが悪化して大胆な経営改善の取組みが必要になっているときなどに役立つでしょう。
利用期間は15年以内。担保は必要で、原則として不動産担保が求められます。利用額は担保の処分見込み額の70%程度が実質上の上限となります。保証人は法人の場合は法人代表者です。
こうせい売債ローン「きずな」
この商品の特徴は売掛金を利用して資金調達が出来る点にあります。そのため迅速な資金調達が可能で、しかも取引先にはこのローンを利用している事実を報告することはないので、安心して利用することが可能です。
当信用金庫の営業エリア内で事業を営んでいる法人のうち3年以上の業歴、売り掛け取引先が10社以上あると利用可能です。
利用額は売掛債権評価額の範囲内、用途は運転資金借入に限定されるので注意が必要です。
利用期間は1年以内ですが、1年ごとに契約の見直しを行うことで更新・継続も可能です。保証人は原則不要です。
事業向けサービス
融資を目的とした商品は限られていますが、資金調達も含めた経営サポートが充実しているのが大阪厚生信用金庫の大きな特徴です。
たとえば自社の強みを他社と連携したうえで新事業への進出をサポートする「オープンイノベーション事業化支援」のような他の金融機関ではなかなか扱われていないサービスもあります。
このサービスでは資金調達はもちろん、事業家の構想の段階から実現までサポートを受けることが可能です。
ほかには大阪府と連携した中小企業支援「B2Bネットワーク」「中小企業応援団」などもありますし、販路拡大のためのビジネスマッチングのサービスもWeb上で行う「元気!こうせいビジネスタウン」と対面で行う「こうせい事業化交流マッチング」の2種類が用意されています。
さらに各種セミナー・勉強会の開催、「オーナーズクラブ」「厚和会」なども開催されており、うまく活用することでビジネスの発展はもちろん、人脈を広げる機会としても役立てることができるはずです。
ローンだけにとらわれずこうしたサービス面もチェックしておきましょう。窓口で相談に訪れて確認するのもおすすめです。
このページの金利や限度額は記事執筆時(2018.05~06前後)の情報のため、
公式サイトにて最新の情報を必ずご確認ください。
信用金庫から融資を受けたい人必見!↓
既に信金から借入のある方でも読んでおくと交渉に役立ちますよ。
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