福岡信用金庫は福岡県福岡市に本店を置く信用金庫です。1925年に創業し、これまで1942年に鳥飼信用金庫と合併、1958年に現在の名称になり、1971年に福博信用金庫と合併して現在の経営体制になっています。店舗数は16店です。
「ビジネス・アシスト」
福岡信用金庫では個人向けローンが充実しているのに対して、ビジネスローンの選択肢は限られています。幅広く企業を対象にした商品ではこれが唯一のもので、当信用金庫の営業エリアで2年以上の業歴(もしくは決算を2期以上終了している)法人が利用可能です。
利用額は500万円以内で、用途は運転資金・設備資金です。証書貸付と当座貸越(カードローン)の2種類があり、目的に合わせて合った方を選ぶことができます。カードローンタイプなら利用額の範囲内で繰り返し借入ができるので運転資金借入に適しているでしょう。一方証書貸付なら長い期間利用できるので、中長期の運転資金もしくは設備資金に適しています。
利用期間はカードローンタイプの場合が3年間。満了後に再審査を行うことで更新・継続も可能です。証書貸付では最長10年間。利用額に対して長めの設定となっているので計画的な利用がしやすいでしょう。金利は実質年率9.5パーセントまたは12.5パーセント。利用状況に応じて審査の結果判断されます。どちらが適用されるか不安な場合には、あらかじめ相談に赴いてよく話し合った上で利用額などを決めた方がよいかもしれません。
担保は不要、保証人は原則として代表者です。ただし申し込む際の年齢が69歳以下、証書貸付の場合には完済時の年齢が75歳以下であることが求められます。
カードローン・アシスト
ビジネス専用ではないものの、事業性資金にも利用できるカードローンタイプの商品がもうひとつあります。この「アシスト」では満20歳以上70歳以下で当信用金庫の会員になる資格があるが利用可能です。
利用額は300万円以下。ポイントは運転資金・設備資金といった事業性資金だけでなく他の金融機関からの借入の借換・1本化にも利用できる点です。借入の負担が資金繰りを圧迫している場合にも役立つでしょう。利用期間は1年間の自動更新。担保・保証人ともに不要です。
事業向けサービス
融資以外のサービスでは事務の効率化に役立つ法人インターネットバンキングがまず挙げられます。また電話1本で振込や残高照会ができるテレホンバンキングサービスも、法人代表者や個人事業主には便利なサービスでしょう。ほかにはさまざまな相談に対応している「親近館」というなんでも相談室が本店に設置されており、税理士による税務相談なども受け付けています。ビジネス向けのサービスはやや少なめではありますが、資金調達からこうしたサービスまで、福岡県で事業を行っている方が利用すれば良いビジネスパートナーになってくれる信用金庫と言えるのではないでしょうか。
このページの金利や限度額は記事執筆時(2018.05~06前後)の情報のため、
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既に信金から借入のある方でも読んでおくと交渉に役立ちますよ。
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