西武信用金庫は「武蔵国の西部」から名称が付けられた信用金庫で、西武グループとは直接の関係はありません。その名称の通り東京23区の中心から西武、さらに多摩地区、神奈川県相模原市、埼玉県所沢市あたりを主な営業エリアとしています。店舗数は64店です。ビジネスローンをはじめとした資金調達の手段はもちろん、中小企業を対象にしたさまざまなサービスが充実しているのが大きな特徴です。
商工会議所メンバーズローン
商工会議所の会員で当信用金庫の営業エリアで事業を営んでいる法人・個人事業主が利用できる商品です。運転資金借入のみに利用できるのが特徴となっており、利用額は3000万円以内。運転資金目的ではかなり大口の部類に入ると言えるでしょう。
最大のポイントが金利で、年1.0%の固定金利に設定されているので、非常に有利な環境で利用が可能です。利用期間が1年以内(うち据え置き期間6ヵ月)と限られている面もあるので、資金繰りが厳しくなって当座の資金難をクリアしたい場合に向いている商品になりそうです。担保は原則不要、保証人は法人では原則代表者、個人事業主では原則として事業承継者が必要です。
西武中小会計要領活用ローン
大口の融資にも役立つのがこの商品です。2年以上の業歴があり、2期連続で経常利益を計上し、債務超過ではない法人が利用可能です。さらに「中小会計要領」「中小指針」「会計参与」のいずれかを導入しているなどの条件も加えられているので、詳細を確認しておきましょう。これは後述する金利とも関わってくる大事な部分です。
融資額は最大20億円と非常に大口の内容になっており、運転資金はもちろん大規模な設備投資にも活用可能です。さらに他の金融機関からの借換資金としても利用できるので、1本化の有力な資金にもなってくれるでしょう。
金利に関しては先ほども触れた「中小会計要領」などの条件を満たし、所定の書類を提出することで最大年1.0%の優遇を受けることができます。この点が気になる場合には窓口で相談に訪れたときに必要な種類なども含めてしっかり確認しておきましょう。
利用期間は運転資金が7年以内、設備資金が原則20年以内です。担保は原則不要、ただし審査の結果によっては不動産担保が求められることもあります。保証人は原則代表者です。
事業向けサービス
資金調達以外のサービスでは、経営支援を目的とした各種コンサルティング業務がなんといっても大きな魅力です。専門家の派遣事業による経営上の課題の解決の支援、助成金など公的な支援を利用する際のサポート、販路拡大や新規取引先の獲得に役立つビジネスマッチング、産学連携による課題解決のサポートなど。非常に充実したラインナップが用意されています。こちらも融資と合わせて詳細を問い合わせておきたいところです。
このページの金利や限度額は記事執筆時(2018.05~06前後)の情報のため、
公式サイトにて最新の情報を必ずご確認ください。
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既に信金から借入のある方でも読んでおくと交渉に役立ちますよ。
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