川之江信用金庫は1948年創業、愛媛県四国中央市に本店を置いている信用金庫です。2018年に創業70周年を迎えましたが、これまで他の信用金庫との合併もなく地域密着型の堅実な経営を行っています。事業者向けのサービスも、数は少ないものの地元経済の活性化のための取組みが行われています。店舗数は6店です。
かわしん地域活性化ローン・サポート30
この商品は四国中央商工会議所と連携したうえで地域経済の活性化を目指して用意された商品です。利用の際には当信用金庫の会員または会員資格を有しており、2年以上の業歴がある法人・個人事業主が対象となります。いずれも2期連続して赤字ではないことも条件となっているので気をつけましょう。
利用額は1000万円以内。用途は運転資金または設備資金。ただし運転資金借入に利用する場合には直近決算における平均月商の2カ月以内が上限に設定されます。大きな特徴となっているのが金利が固定金利となっている点で、年1.20パーセントと低金利で、しかも利息をあらかじめ計算した上で利用できるのでメリットが大きいでしょう。
利用期間は5年以内、担保は不要、保証人は法人が代表者、個人事業主は原則不要です。
かわしん地域活性化ローン・パートナー30
こちらも四国中央商工会議所との連携による商品で業歴2年以上、直近の決算(個人事業主は確定申告)において赤字ではないことが利用条件です。こちらの方が「サポート30」よりも若干利用条件が恵まれているのが特徴です。
利用額は1000万円以内。用途は運転資金と設備資金。この商品でも運転資金の利用では直近決算における平均月商の2カ月分が上限となります。金利は固定金利で年1.50パーセント。利用しやすさではこの商品、金利面では「サポート30」と特徴が分かれているので、よく検討したうえで判断したいところです。担保は不要、保証人は法人が代表者、個人事業主は原則不要です。
そのほかにも割引手形や証書貸付といった一般融資、事業向けのカードローン、さらに経営支援特別融資なども取り扱っています。資金繰りの状態に合わせて選ぶと役立つでしょう。これらの詳細は直接窓口に問い合わせての確認が必要です。
事業向けサービス
ビジネスの発展に役立つサービスとして「かわしん経営塾」が運営されています。これは次世代経営者を対象にした勉強会の開催、ビジネスマッチングも含めた会員同士の交流の機会、さらに独自の経営状況の提供などを行っているもので、利用することで学びと交流両方の機会として役立つでしょう。さらに本格的な経営支援として「経営改善支援チーム」によるサポートなども行われているので、経営の発展・安定化を考えている方は利用してみるとよいかもしれません。
このページの金利や限度額は記事執筆時(2018.05~06前後)の情報のため、
公式サイトにて最新の情報を必ずご確認ください。
信用金庫から融資を受けたい人必見!↓
既に信金から借入のある方でも読んでおくと交渉に役立ちますよ。
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