北大阪信用金庫は、2013年に大阪市に本店を置く十三信用金庫と茨木市に本店を置く摂津水郡信用金庫が対等合併することで誕生した信用金庫です。
前者が存続信用金庫として設定されましたが、本店は旧摂津水郡信用金庫の本店に置かれています。この合併によって大阪府内では3番目の規模を誇る信用金庫となりました。店舗数は78店です。
北おおさか創業支援融資「始めくん」茨木市型
北おおさか信用金庫では、あらかじめ条件や内容が設定されているビジネスローンは取り扱われていません。唯一といってもよいのがこの「始めくん」です。
これは当信用金庫オリジナルの商品ではなく、茨木市との連携によって用意されたものです。
茨木市または茨城信用金庫から創業の際に指導などの関与を受けた方のうち申し込みから6ヵ月以内に創業をはじめること、または創業から1年以内の方が利用可能です。
さらに必要となる資金の30%以上を自己資金で確保する必要があるので、利用の際には資金繰りの環境についても注意しておきたいところです。
利用額は3000万円以内。ただし有担保で利用する際には別途協議のうえで決定されるので、詳細は直接問い合わせて確認しておく必要があります。
用途は創業・創業後に必要となる運転資金・設備資金。利用期間は用途ごとで異なり、運転資金借入では5年以内、設備資金借入では7年以内となります(いずれも6ヵ月以内の据え置き期間の設置が可能)。
金利は短期プライムレート+2.0パーセントの変動金利。担保は原則不要。前述の通り利用額によっては担保が必要となることもあります。
保証人は法人が代表者、個人事業主は事業に関与する方が求められます。
その他の選択肢
ただこの商品以外に北おおさか信用金庫で資金繰りをする選択肢はないというわけではありません。日本政策金融公庫をはじめとした代理貸付、自治体による制度融資なども取り扱っています。
こうした選択肢は条件がやや制限されますが、利用できれば金利面などで有利な環境で資金調達が出来ますから、まず窓口に相談に訪れてどんな選択肢があるのか検討してみるとよいでしょう。
事業向けサービス
融資以外のサービスでは法人向けインターネットバンキングサービスが挙げられます。
自宅・オフィスのパソコンを使って振込・振替といった資金移動が可能になるほか、残高照会なども利用可能です。ほかには電子記録債権サービス「でんさいネット」も取り扱っています。
信用金庫としての規模の大きさを考えると、ビジネス向けのサービスはあまり充実していない印象もありますが、合併による再編からまだ5年程度、これからのサービスの充実などにも期待したいところです。
このページの金利や限度額は記事執筆時(2018.05~06前後)の情報のため、
公式サイトにて最新の情報を必ずご確認ください。
信用金庫から融資を受けたい人必見!↓
既に信金から借入のある方でも読んでおくと交渉に役立ちますよ。
記事番号 | 185 |
---|