興産信用金庫は東京都千代田区に本店を置く信用機関で1923年に創業しました。株式会社こうしんサービス、株式会社こうさんビジネスサービスを子会社としてもっており、ビジネス向けのサービスが充実しています。1954年に葛飾信用金庫と合併、2000年にはかんだ信用金庫を救済合併、さらに2002年にはせいか信用組合、東京食品信用組合、第三信用組合から事業の一部を譲受しています。店舗数は24店です。
アシスト1000
当信用金庫の営業エリア内で2年以上の業歴がある法人が利用できるのがこの「アシスト1000」です。利用額は1000万円以内で、運転資金借入にのみ利用できるのが大きな特徴です。利用期間は原則3年ですが、事情を考慮したうえで審査の結果5年に延長される特例も用意されています。資金繰りの影響で3年ではちょっと厳しい…という方はこの特例を前提に相談してみるのもよいでしょう。担保は不要、保証人は法人代表者ですが、対象者が70歳以上の場合には事業継承者の追加が必要です。
アシストTOKYO
こちらは都内に事業所を営んでいる中小企業を対象にしたビジネスローンです。当信用金庫オリジナルの商品ではなく、東京都と都内の信用金庫が提携して作られたもので、都内における地域経済、とくに中小企業の発展をサポートすることが目的となっています。
都内で事業を営んでいるうえで保証対象になる業種の中小企業が利用できます。保証対象外の業種は農林・漁業、風俗関連営業、宗教法人、非営利団体以外の業種です。詳細は直接問い合わせて確認しておきましょう。なお中小企業の定義に関しても資本金や従業員の数などの上限が設けられているので確認してください。
利用額は1000万円以内。用途は広く事業性資金。こちらは運転資金借入だけでなく設備資金にも利用できるのがポイントです。利用期間は最長5年以内。金利は固定金利が適用され、利用期間が3年以内の場合は2.4%以内、3年超5年以内では2.6%以内で審査の結果決定されます。担保は原則不要、保証人は法人代表者、個人事業主は原則不要です。
そのほかでは少し特殊なケースとなりますが「東日本大震災に関する災害復旧制度融資」もあります。こちらは細かな利用条件が設定されているので、必ず事前に確認しておきましょう。
事業向けのサービス
経営に役立つサービスが充実しているのも興産信用金庫の特徴です。まずこれから創業を検討している方を対象とした「創業支援メニュー」では、資金調達も含め創業に必要な準備や手続きなど、さまざまな方面からのサポートを行っています。また無料で利用できるサービスとして「財務診断サービス」があります。現在の経営状況などを客観的に分析することで、強みや課題などを知ることができるでしょう。ほかには事務の効率化・合理化に役立つ法人向けインターネットバンキングも取り揃えられています。
このページの金利や限度額は記事執筆時(2018.05~06前後)の情報のため、
公式サイトにて最新の情報を必ずご確認ください。
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既に信金から借入のある方でも読んでおくと交渉に役立ちますよ。
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