ファクタリングで資金繰り⇛銀行と業者

ファクタリング契約の手数料や掛け目、実際の売買金額について

※当サイトはアフィリエイト広告を利用しています。

 

 

○ファクタリング契約の手数料

ファクタリング契約に係る手数料は売掛債権金額の3%~30%程度と考えられています。パーセンテージに幅があるのは、契約形態やファクタリング会社が負うリスクの範囲に違いがあるためです。ファクタリング会社から売掛債権譲渡代金が入金される際には、この手数料が差し引かれるのが一般的です。手数料の金額は下記の要因等によって決定されています。

手数料は低いに越したことがありませんが、ファクタリング会社から受けられるサービス(申込~入金までのスピード、事務代行など)にも影響します。サービス内容や入金までの必要期間等を複数社で比較し、条件に合うファクタリング会社を選ぶことが望ましいでしょう。

また、一口に手数料と言っても、ファクタリング会社で負担している印紙代や登記報酬がある場合にはそういった経費も控除されます。特に登記報酬は一回で8万程になるため、ファクタリングを行う売掛債権の金額が少ない場合には大きな負担となります。

 

○ファクタリング契約の掛け目

掛け目とはファクタリング会社から入金される売掛債権譲渡代金から目減りされる債権評価割合のことです。80%~90%が相場と言われていますが、業者によって割合の設定やその取扱い(返還有無)は異なります。掛け目が低い(割合が低い)ということは、売掛債権譲渡時の入金額が少なくなるということです。

例1 売掛債権500万、掛け目90%の場合 : 500万 × 90% = 450万

例2 売掛債権500万、掛け目80%の場合 : 500万 × 80% = 400万

 

この目減りした金額(上記の例1は50万、例2は100万)は、ファクタリング会社への預け金として扱われ、ファクタリング会社が売掛債権を回収すれば返還してもらえるのが一般的です。ファクタリング会社からすれば売掛債権回収不能リスク軽減のための制度と言えるでしょう。ただし、ファクタリング手数料と掛け目という言葉の扱いは混同されがちであり、ファクタリング手数料(変換されない部分)を掛け目という言葉で説明される場合もあるため注意が必要です。

いずれにしても手数料負担と預け金としての掛け目の取扱いは契約書で事前に入念に確認しましょう。

 

○実際の売掛債権譲渡金額

手数料と掛け目を考慮した実際の売掛債権譲渡金額は下記のようになります。

例1 売掛債権 500万、掛け目90%、手数料5%の場合

  • 売掛債権売却時:500万 × 90% - (500万 × 5%) = 425万 が入金
  • 売掛債権回収時:500万 × (100% - 90%) = 50万 が入金

 

例2 売掛債権 500万、掛け目80%、手数料10%の場合

  • 売掛債権売却時:500万 × 80% - (500万 × 10%) = 350万 が入金
  • 売掛債権回収時:500万 × (100% - 80%) = 100万 が入金

 

手数料と掛け目でキャッシュフローが全く違うものとなるため契約書を基にシミュレーションすることが大切です。

 

3.ファクタリング契約の手数料や掛け目、実際の売買金額について

 

 

 

 

-ファクタリングで資金繰り⇛銀行と業者